トイレ掃除をすると
運気が上がったり、金運が良くなったり
というのはよく聞くけれど。
下心満載で始めたトイレ掃除
ちょっと前には(いや、もしかして随分前ともいう)
「トイレの神様」なんて歌も流行ったな…。
とにもかくにも、トイレ掃除には
秘密があるに違いない。
きっと幸せの鍵も
少なからずトイレ掃除にあるとみた。
わたしの下心は(うっひっひ♪)と弾んだ。

しかし、しばらくトイレ掃除にいそしんでも
運気や金運が上がる気配がない。
トイレ掃除をしたら
「臨時収入が入ってきたのよ♡」
「夫の給料が上がったの♡」
なんて話を身近で聞いたこともなく
自己啓発やスピリチュアルのSNS上でしか見たことない。
トイレという人生(人ではないが)
ともあれ、トイレ掃除も毎朝することにした。
早起きして、一番にトイレ掃除に取り掛かる。
そして、ある日、ふと思った。
もしも、わたしがトイレだったら…。
毎日毎日、排泄物を受け止める。
受け止めて、受け止めて、受け止め続ける…。
…
無理ゲー。

排泄物を受け止め続けて終わる人生のトイレさん…。
もう、なんだかそれだけで
ありがたくて、尊いじゃないか!!
お腹痛いときも、やさしく受け止めてくれる。
安心して用を足せる。
こんな懐の深いこと、誰にでもできることじゃない。
そう思うと、綺麗に掃除をして差し上げる
恩返し的なことでもしないと気が済まぬような
気になってきた。

トイレに神様がいるんじゃない、トイレが「神」そのものなのだ
なるほど…。
よくよく考えれば
トイレさんの存在は、安心感以外の
何者でもないじゃないか。
昔、電車のなかで、お腹が痛くなったことを思い出した。
大変まずいことになったと、冷や汗かきながら
快速急行に飛び乗った自分を恨めしく思うしかなかった。
しかし!
トイレの中でお腹が痛くなったって
どうだ!!
安心してください!トイレですから!
はぁ〜♡
こんなホッとすることはない。

どうやらトイレさんを掃除もせず
無下に扱うほうが
なんだかおかしい事のように感じてきた。
運気や金運が上がるより、もっと良いもの
それからというもの
わたしは毎朝トイレ掃除を欠かさずしている。
そして、レイキで浄化もしている。
それでわたしの運気や金運が上がった!!
などという実感は未だないが
ひとつだけ、めちゃくちゃ良いものを得た。
それは
「ああ、トイレ掃除しなきゃ。
もう見なかったことにしようレベルの
汚れじゃなくなってきたな。やばいな。」
と、気になることが一切無くなったのである。
「トイレ掃除しなきゃ」と「気」を取られない。
「気」を取られないということは
その分、身軽でいられるということ。
今のわたしは、トイレ掃除が習慣になり
ストレスを感じることもない。
そして、トイレ掃除に気を取られることのない
自由の身なのだ。
また人生が少し軽くラクになった。
幸せだ。

読んでくださり
ありがとうございました。

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