習慣とはシンプルな積み重ねである。
そして大切なことは
いつもシンプルである。
積み重ねるものが人生を創る
不平不満ばかり言っていると
それが自分の人生で真実になる。
相手の短所ばかりに目を向けていると
それが自分の人間関係の真実になる。
自分を無視して
他者に救われようとしていると
自分の人生を生き損ねてしまう。
（これは、もったいない。）
そして、自分だけの真実は強化され
どんどん自分を蝕んでいく。
自分は、その渦中にいるから
そのことに気づくことができない。
これは、不平不満を言っていると
「ダメですよ」ということではない。
これは、相手の短所ばかりに目をやるのは
「悪いことですよ」ということではない。
自分を無視して
他者に救われようとするのは
「いけないことですよ」ということでもない。
これは「悪いことです」「ダメなことです」
「いけないことです」
という話ではない。
「それ、積み重ねているよ。」
という、とてつもなくシンプルな話である。
積み重ねたものは
自分の真実になっていく。
その真実が
自分の人生になっていく。
それだけのことである。
人生のいばらの道とは？
一見、苦悩して大変なことに見えるけど
自分のことをダメ人間だと思うことは
実は、簡単である。
自分の人生を、他人任せにして
いかに自分が悲劇の人かと
いいとこ取りするのは
実は、簡単である。
不幸せになるのは、実は簡単であり
かつ「楽な道」なのだとわたしは思う。
人生のいばらの道を行くというのは
「幸せになる選択をし続ける」
ということだと、わたしは思うのである。
不幸せになるのにがんばりは必要ないが
幸せになるには、がんばらないといけない
こともある。
他人のせいにするのは簡単だけど
自分事として折り合いをつけていくのは
骨の折れる地道なことだ。
だから、簡単に自分に「ダメ」という
烙印を押してはいられない。
自分の不遇さを嘆くことを
積み重ねるわけにいかない。
そんなぬるいことしていては
この「いばらの道」は歩けないからだ。
いばらの道をゆくには覚悟がいる
いばらの道をゆくには
覚悟がいるのである。
◯自分を愛して生きていこうと
決める覚悟。
◯言葉に気をつける覚悟。
自分を汚い言葉で罵らない。
「ステキ。素晴らしい。いいね。」
「すごいね！やるじゃん！最高！」
こんな言葉はかけてあげても
わざわざ気が滅入ることを言わない。
もし、心の中でも言ってしまったら
あやまる。
「あ、ごめん。嫌なこと言ってごめんね。」と。
◯自分を不運だと決めつけず
自分は幸運だと決めつける覚悟。
今まで、持ってきた自分を不快にする
考えは、いばらの道を行くことで
変えることができると知ること。
なぜなら、今まで持ち合わせた
不快な考えも、息するように
反芻して積み重ねてきたものだから。
それが、習慣になっていたのだ。
習慣になれば、とても自然に感じてしまう。
つまり、自分にしっくりきてしまう。
でも、今から
自分にとって元気が出たり
安心できる考えや言葉を積み重ねていく。
最初は不自然に思ったり
白々しく感じるだろう。
けれど、積み重ねれば習慣になる。
習慣になれば自然になるのだから
大丈夫。
土台には、ほんとうに大切なことを
ほんとうに大切なことは
シンプルすぎて見えにくい。
それは、あなたが生まれてきてくれて
ここにいるということ。
これ以上に素敵なことで大切なことは
どこにもない。
だから、一番身近で
一番あなたを知っているあなた自身が
自分を大切にするのは
本当に大事なことなのだ。
大事なことだから、おおごとだから
一生かけてやるんだ。
自分を愛することを
あの手、この手で積み重ねよう。
まとめ
わたしは暮らしのルーティンを
習慣化し始めてから
つくづく感じるのである。
人生は積み重ねだと。
積み重ねたものが、自分を作り
それが自分の人生になるのだと。
（こりゃ、えらいことに
気づいてしまったもんだわい）
もちろん、今までも知ってはいたし
頭ではわかっていた。
けれど、今は
ひしひしと実感している。
この積み重ねは
実にシンプルで地味だ。
しかし、この地味で地道が
自分を変える一番の近道だということも
今ではわかる。
そして、良き積み重ねは
自分を大いに助けてくれる。
「習慣が味方になってくれる」ことも
実感している。
お読みくださり
ありがとうございました。
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「喜びから人生を生きる」
アニータ・ムアジャーニ著
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