習慣を味方につけて、わたし改革。「結局、何が自分の幸せ?」

自分を愛して生きていく

蓋を開ければ
わたしの幸せは、お金も時間も
かかりませんでした。



このブログでは
怠け者だったアラフィフのわたしが
良き習慣を身につけ
たら
人生どう変わるかを自らの体験を元に発信しています。

これまでの人生経験で得た
わたしの考えや思いも発信しています。

読んでくださる方の参考になれば幸いです。


 

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原点が役に立つなんて

以前、50歳になったこれからが楽しみ
という記事を書きました。

 習慣を味方につけて、わたし改革。「50代が楽しみ」




様々な役割から解放されたり
関係性の形が変わったりした結果

より「ただの自分」に近づいたことで
軽やかな心持ちになっています。






「ただの自分」に近づいたというか
戻る?と言った方が、しっくりくるかも
しれません。

と、言うのも、わたしは最近
「わ〜嬉しいな〜」「ありがたいな〜」
「最高だね〜」
と、つぶやくことが多くなりました。

なぜ、このようなつぶやきが増えたのか?


改めて、考えてみると
わたしの原点が、今になって大いに役立って
くれているからでした。





汚家で育った恩恵

わたしは、両親と8人兄弟の大家族でした。

平家の戸建てに、10人が暮らしていますから
当然、自分の部屋なんぞはありません。

かろうじて、パーソナルスペースとしての
簞笥たんすの引き出しが割り当てられ
そこに教科書や、自分の持ち物を収納していました。

各部屋に押し入れはありましたが
布団を仕舞えば、もういっぱいなので
(布団も入り切らない)

収納スペースとして大きな簞笥がいくつか
置いてありました。


それでも収納しきれない子供8人分の物で
部屋はいつも散らかっていましたし

洋服箪笥の引き出しは
きちんと閉まっている試しがなく
溢れかえる衣類で、いつも中途半端に開いていました。







布団を敷く前に、床に散乱している物たちを
ザッと部屋の隅に追いやり

ほうきで畳の部屋のゴミや埃を掃き
ちりとり代わりのチラシで受けます。

チラシでゴミを上手に受けるためには
受け口となるチラシの面は真っ直ぐになるよう
折り畳み、しっかりしごいて
補強しておかなければなりません…。

って、そんなこたぁ、どうでもいいのです。






まあ、とにもかくにも
決して広いとは、そしてキレイとも言えない家で
わたしは育ってきたのです。


だからなのか?

会社の寮に入った時も、結婚してから
これまで住んできた賃貸の家も

わたしにとっては、すべて豪邸なのです。

豪邸とは、言いすぎましたが
わたしにとって、申し分ない住まいなのです。







その上、わたしは片付けが苦にならず
夫婦揃って、持ち物も少ないので

いっそう部屋は広く感じ、やはり豪邸感は
否めません。(わたし感覚限定)

いつもキレイな状態なので快適ですし
どの家に暮らしていても
自分の家を愛しています。

「おうちさん、いつもありがとう。
とっても快適だよ〜。」と家に挨拶も欠かしません。





長年ずっと、この状態でいられるのは
えらいこっちゃな実家で
育ってきた経験があるからだと思うのです。


「あれに比べりゃ、あの時に比べりゃ
天国ですわ。」と、いつでも思えるのは

今から思えば過酷な環境でも
なんとか、やってこられたことが
自信になっているからだと思うのです。


思いがけない恩恵です。

まあ、ぶっちゃけそんな苦労したとは
思っていません。

生まれた時からのデフォルトな環境ですから
特に違和感も疑問も感じていなかったというのが
本当のところです。

が、もう二度と無理ですけどね〜。






なんでもご馳走&美味しい

このような思いがけない恩恵は
実は住まいだけでは、ありません。

食事に関してもです。

何を食べても、あの頃に比べれば
今の食事は、ごちそうで贅沢なのです。








朝ごはんが、毎日あったかは
記憶が定かでございません。

ただただ、給食の時間が楽しみすぎて
いつも食べ終わるのは、男子より早く1番でした。

それぐらい、食べることに集中できたのは
やっぱり朝ごはん…食べてない日の方が
多かったのかな〜?




夜ご飯は、大体ご飯とみそ汁と〜???
野菜の炊いたものだった気がします。

いや、もちろん、ご馳走の時もありました。
茶碗蒸しやら、魚や肉やらあった時もあるでしょう。



でも、わたしの記憶としてあるのは
「味噌汁がメインのおかずだよ♡」
ということです。






母は生前よく言ってました。
「塩舐めてたら生きていける!」と。


「おー!!」
とは流石になりませんでしたが

わたしの単純な心に
「あ、最終的に塩だけでもいけるんや」
と、妙な自信だけは残ったようです。







だから今でも、何食べてもご馳走です。

このことは大きな声では言えませんがね

卵1個あったら、ご馳走。
納豆あったら、最強。

魚や肉、野菜なんぞが揃えば
「おや?パーティかい?」てなもんです。

お菓子やケーキを自由に買える今なんて
もう「わたし金持ち確定」気分です。




ただ、母が時々作ってくれた
ちらし寿司とおはぎは

もう二度と食べることができない
わたしの生涯で一番のご馳走です。







自分の幸せがわからない

自分で働き始めると
自由に使えるお金で、まあえらく贅沢を
繰り返してきました。

又の名を「浪費」「散財」と言います。






ほとんど「わたしに貧乏は似合わない」と
コンプレックスからくる見栄や

「世の中の普通」を勝手に解釈し
周りに寄せていくために生活レベルを
上げていきました。
(以前に比べれば、の話です)

つまりは、それまで持つことのできなかった
世の中的なステータスを
手に入れることが「幸せ」なのだと
疑っていなかったのです。




ところが、何を手に入れても
喜びは持続せず、数日で去り
いつの間にか「あって当たり前」に
なっていきます。



そしてまた、幸せを求めて
新しい何かを手に入れるために
躍起になるを繰り返してきました。







この繰り返しじゃ、虚しいだけで
全然幸せじゃないことは
うすうす感じていたと思います。


でも、もう自分が一体何に心底幸せを
感じるのかは、わからなくなっていました。




ただ、自分の生活レベルを落とすことは
わたしのコンプレックスとプライドが
許さなかったのです。







わたしの幸せ見つけた

わたしが本当に望んでいた「幸せ」は
今、あるものに喜びを感じ
感謝することでした。


ブランド物や貴金属を持つことや
立派なマイホームや車を購入すること
毎日甘いものや、ご馳走を食べることでも
なかったのです。


なんでも「嬉しいな、ありがたいな」と
喜んでいる自分が、一番欲しかったのです。








そのために

見栄やプライドは捨てました。


持ち物も自分なりの必要最低限にし
「何を持っているか」を
常に把握できる状態にしました。



安直に「ない」というのをやめ
「本当はあるんじゃないか?」と
一旦停止して目を凝らして見るようになりました。








そのようにしていると
やっぱり「ある」んです。

自分に必要なものは、全部用意されていて
与えられていたのです。

自分が見えてなかっただけです。

「ない」と「もっと」を捨てれば
「ある」が浮かび上がります。



そうしているうちに、心はどんどん
ふっくらしてきて満たされるようになりました。







「ある」を実感する

でも「ある」と考えているだけじゃ
まだ足りないのです。

実際に、今までの当たり前をやめることで
喜びは大きく膨らみます。

例えば、毎日食べていた甘いものをやめて
記念日にケーキを食べるようにすれば

ケーキの価値は爆上がりし
喜びとうまさは、無限大に広がるような
実感を味わえます。




この時、心底「幸せ」で
「一体誰がこんな素晴らしいものを
作ってくれたのだろう。」と
嬉しくて勝手に感謝がどんどん湧き出てきます。


これです。
これがわたしの欲しかった「幸せ」なのです。

こう思える機会が増えれば増えるほど
毎日幸せでいられます。





なんにでも、「ある」喜びを当てはめてみます。

仕事あるって有難いな〜
わたしを雇ってくれているのだから
大いに役立てるようやっていこうとか。





夫がいるから
わたしがわたしらしくいられる場所が
あるんだな〜。

なんて、有難いのだろう。
夫、サイコー!とか。



冷蔵庫開けて、スカスカでも
「なんもないやーん」じゃなくて

「わ!米あるじゃん!塩あるじゃん!
やったー!おにぎりしよ!」とかとか。





見た目には、貧相かもしれませんが
わたしにとっては、こう思えることこそが
最高に豊かで幸せなことなのです。



「足す」より「引く」、「ない」より「ある」

50歳にして、やっと自分の「幸せ」が
わかったのです。

それは、世の中のステータスのような
「幸せ」とは、かけ離れた小さなことでした。



足すことより引くことで
「ない」と見るより「ある」と見ることで

わたしの幸せは手に入るようになりました。






どんなことが幸せに感じるかは
人それぞれです。

感謝の気持ちを持てば必ず幸せになるとか
尊いことだとか、一概には言えませんし
わたしもそうは思いません。


ただ、自分の心に正直に感じる幸せは
決して多くを必要としない素朴なものだと
実感しています。



そして、今頃になって
子供の頃に、本当に良い経験をさせて
もらったな〜と思っています。






いつも、お読みくださり嬉しいです。
ありがとうございました。


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